自動売買アプリ『トレスタ』がリニューアルリリース、何が変わったのか?
去年の12月に日本株専用自動売買アプリ『トレスタ(Trade Stand)』がリニューアルリリースされました。
リリースされて1年くらいで使えなくなったのにはびっくりしましたが、色々仕様が変わって使いやすくなった感じもあります。
対応証券会社も含めてかなり変わっている部分も多いので、整理するためにわかりやすくまとめてみました。
そもそもトレスタとは
正式名称は『Trade Stand(トレードスタンド)』。株式会社ナレッジクリエイションという会社が提供している日本株自動売買アプリです。
仕様としては、TradingViewと証券会社と繋ぐことで『TradingViewのストラテジー』を使った自動売買を可能にすることが出来ます。
株の自動売買って聞くと胡散臭く感じますが利益を出すためのシステムではないので、
×勝手に自動で株を売り買いしてお金を稼いでくれる
◎TradingViewのストラテジー通りに株を売り買いできるようにしてくれる
◎TradingViewのストラテジーをつくることで自分の取引を自動化させることができる
って感じです。
TradingViewのストラテジーは、バックテスト機能&アラート作成機能と組み合わせれば売り買いの通知が来るように設定できるというかなりの優れものなのですが、肝心のTradingView=日本の証券会社間で連携が出来ないため、ストラテジーを使って日本株を自動で売り買いさせるような動きをさせるにはかなり難易度が高めでした。
プログラミング技術があればあるいはって感じでしたが、トレスタを間に挟むことでコードを書けない人でも既存ストラテジーを使えば自動売買できるようになったのはかなり大きいかなと思います。
変わった点①証券会社
まずは一番変更の大きいところですが、
今までのトレスタは『auカブコム証券』を連携可能の証券会社として挙げていましたが、リニューアルリリース後は立花証券e支店に変更となりました。
(恐らく事前の長期メンテナンスもここの証券会社変更のせいと思われます。)
カブコムと比べた場合の利点としては、取引手数料の安さです。
業界最安値水準というだけあって現物の手数料はもちろん、信用0円&信用金利も1.6%と圧倒的低コストです。
現物手数料も口座開設後3ヵ月間無料だったりするので、とにかく手数料を安く済ませたいという人におすすめの証券会社ですね。あとカブコム同様APIを提供しているのでシステムトレードメインという人向けかも?
その割には口座開設をネットで申し込めなかったり若干アナログ感も否めないですが…。
変わった点②買い付ける株数
実は以前書いた記事を見るとわかるのですが↓
前のトレスタは「投資金」を設定する機能がなく、自動売買をセットするときに毎回買い付ける株数を指定する必要がありました。
リニューアル後はこの機能が無くなり、代わりに『戦略』ごとに投資金を設定することで、指定した運用資金内で株を買ってくれるようになったようです。
以前の設定だと、例えば株価が5000円の株を買う場合でも500円の株を買う場合でも買う株数を「500(※100ごと)」で設定したら500株しか買ってくれませんでした。(自分の場合だと株価が近いものを同じ戦略で運用するように対策していましたが。)
株価がどれだけ違っても「設定した投資金内で買えるだけ買ってくれる」となったのでこの辺は手間が省けてかなり有難いですね。
ちなみにその場合複数銘柄をセットしてAの銘柄を買えるだけ買ったら直後に買い付けようとしたBの銘柄は買えなくなるのか?と思いますが
公式のサポートサイトに載っている投資金についての回答としては、
入力金額で購入できるだけの株数を発注します。
もし複数銘柄のアラートを受信するように設定し、先にエントリーした銘柄があった場合、 その余りの投資金で買えるだけの株数を買い付けます。
例:投資金 200 万の場合⇒12000円の銘柄100株、3000円の銘柄 200 株(計 180 万円分)
とあるので、組み合わせによっては買えるみたいです。
変わった点③プランの料金
前より若干プランが増えていたので調べましたが、以前の料金がこちらのサイトに載っていたのでお借りします。
前のトレスタだと、ブロンズ~ゴールドまで3種類のプランがあり、
100万円以下の注文をする場合:ブロンズ 月980円
300万円以下の注文をする場合:シルバー 月3800円
上限無しで注文をする場合:ゴールド 月10000円
というようになってたみたいですが、リニューアル後は下記に変更。
リニューアル前と比べると全体的に安くなってます。
投資金も大事ですがトレスタはプランごとに戦略を作れる数が違うのもポイントですね。多ければ多いほどストラテジーや銘柄ごとで戦略を分けるなど色々自由に使いやすくなるので、初月無料を有効活用したほうがいいです。
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